MTB愛好家グループが整備したトレイルコース。開設2周年のイベントで県内外からの参加者がレースを楽しんだ=三条市

MTB愛好家グループが整備したトレイルコース。開設2周年のイベントで県内外からの参加者がレースを楽しんだ=三条市

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斜面快走自然を体感 MTBコース好評 三条大崎山

新潟日報(2019年9月24日)

 新潟県三条市の永明寺山(通称・大崎山)にあるマウンテンバイク(MTB)のトレイルコースが好評だ。林ややぶだった一角を地元のMTB愛好家グループが手弁当で整備し、2017年9月に開設してから800人以上が訪れた。グループのメンバーは「自然の中を走る楽しさを体感してほしい」とさらに利用増を期待する。

 全4コース。起伏を繰り返す約25メートルの初心者向けや、急斜面をつづら折りで駆け下りる約110メートルの中級者向けなどがある。

 大崎山にある市の野外体験施設「グリーンスポーツセンター(GSC)」の施設として、三条市などのMTB愛好家約30人が所属する「県央トレイルクラブ」が整備した。代表の竹石剛さん(49)は「専用コースがあれば子どもや初心者が手軽にMTBの魅力に触れられる」との思いが発端だったと話す。

 市からコース設置の承諾を受け、開設前と今春の2度、準備作業をした。コナラなどの木をのこぎりで切り出し、重機でコースを作った。

 人気の理由はコースの手軽さや市街地からの近さだという。今年の利用者は19日時点で333人となり、昨年の年間利用者数を超えた。GSCの鳥羽和明センター長(45)は「提供できるレジャーの幅が広がった。MTBをしに来た人がキャンプで再訪してくれたケースもあった」と歓迎する。

 今月8日には開設2年に合わせたイベントを開催し、県内外から集まった約50人がレースに挑んだ。

 新潟市秋葉区の小学5年男児(10)は「距離が短くて手軽に走れる」とにっこり。田上町の公務員男性(44)は「専用コースなので気兼ねなく走れる。同じ趣味の仲間と交流の場になるのもいい」と話した。

 コース利用は無料。ヘルメット、グローブを着用する。問い合わせはGSC、0256(38)3968。

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