約2000個のエコキャンドルをともす住民=9月22日夜、福井県越前町生涯学習センター糸生分館

約2000個のエコキャンドルをともす住民=9月22日夜、福井県越前町生涯学習センター糸生分館

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台風負けずエコの光2000個点灯 越前町で雨上がり急きょ開催

福井新聞(2019年9月24日)

 廃油で作ったエコキャンドルをともす福井県越前町糸生地区の「いとうエコ・キャンドル2019」は9月22日夜、町生涯学習センター糸生分館で行われた。台風17号の影響でいったん中止としたが、台風の速度が想定より遅く急きょ規模を縮小して実施。6色の光が輝く約2千個のキャンドルが、幻想的な雰囲気を醸した。

 住民有志「すみよい糸生を創る会」などが毎年開いており、今年で10回目。今年6月から毎週土曜、住民や地元の糸生小児童らが同分館で、約3万個のキャンドルを作ってきた。同校5、6年児童は実行委員として廃油集めや広報などにも活躍した。

 21日時点では台風のためキャンドルアートは中止と決めたが、22日の天気が小康状態だったことから、急きょ午後4時からキャンドルを設置。当初縦30メートル、横28メートルだったメインアートを縦10メートル、横20メートルに縮小。同6時の点灯から30分間、町花の越前水仙や越前海岸の灯台を描いたキャンドルアートが浮かび上がった。

 点灯の30分間は雨も上がっており、すみよい糸生を創る会の渡邉久志会長は「住民の情熱で実施することができた」と感慨深そうに話した。

 点灯に先立ち、同2時からは屋内でステージ発表があり、朝日西保育所の園児らが練習の成果を発揮した。

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