フランス料理店に生まれ変わる旧師団長官舎=上越市

フランス料理店に生まれ変わる旧師団長官舎=上越市

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旧師団長官舎仏料理店に 21年オープン 上越・高田地区

新潟日報(2019年11月22日)

 新潟県上越市が高田地区に所有する明治期の洋風建築「旧師団長官舎」(大町2)がフランス料理店に生まれ変わる。市は歴史資産を活用した街中回遊の促進を図るため、同施設を活用したい民間事業者を公募。手を挙げた2事業者の提案を検討した結果、市内でフランス料理店を営む事業者を選定した。2020年度に改修工事を行い、21年春のオープンを予定する。

 市は昨年度、同施設と「旧今井染物屋」(大町5)に関し、民間事業者から活用法などの案を募る「サウンディング型市場調査」を実施。その中で旧師団長官舎は庭園を活用したレストランやカフェなどの案が出された。過去に1日限定のレストランが開かれた実績もあり、洋風の趣ある空間が洋食と調和すると判断。9月中旬から、市内外の事業者を募っていた。

 選定されたのは同市本町3のフランス料理店「ジュ・タドー」。高田地区で10年以上レストランを経営し、継続性が期待できることや、地域資源のPRに力を入れていく点などを評価した。同店は現在、旧師団長官舎の徒歩圏内に店舗を構えている。市文化振興課は「主体性と熱意が感じられた。市とタッグを組んで事業展開していけると判断した」と述べた。

 市は近く協定を締結し、改修工事に向けた実施設計を本年度中に固める。21年度から5年間をめどに営業し、その後の更新は相談の上で決める。

 旧師団長官舎は1910年、陸軍高田第13師団長の官舎として建てられた和洋折衷の木造建築。2階建てで延べ床面積は約430平方メートル。自衛隊高田駐屯地の宿舎として使われていたが、93年に市が内外装を復元し、現在地に移築した。94年に市文化財に指定。近年来館者が増加傾向にあり、2018年度は6215人が訪れた。

 旧今井染物屋は高田の伝統的な手仕事を体験できる拠点として整備される予定。

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