鮭の魚醬を使った塩引き鮭を作った海洋高校の生徒=糸魚川市

鮭の魚醬を使った塩引き鮭を作った海洋高校の生徒=糸魚川市

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最後の一滴 魚醬の塩引き鮭食べて 糸魚川・海洋高生開発

新潟日報(2019年12月23日)

 新潟県糸魚川市の海洋高校の生徒が、鮭(さけ)の魚醬(ぎょしょう)「最後の一滴」で漬けた塩引き鮭を開発した。新潟市江南区のイオン新潟南店で26~30日、販売する。生徒たちは「自分たちの学びの成果が凝縮している。ひと味違う塩引き鮭をぜひ味わってほしい」と話している。

 新商品を作ったのは食品科学コース3年の4人。地元の水産資源を生かすことをテーマに、同校開発の「最後の一滴」を活用した商品作りに4月から取り組んできた。

 4人は産学官連携を結んでいる能水商店で実習を積みながら技術や知識を習得。12月に入りサケの塩引き作業を行い、魚醬に漬ける時間を試行錯誤し3日間とした。一般的な塩引き鮭と比べ、まろやかな塩味に仕上がったという。17日は糸魚川産と北海道産の塩引き鮭計約100匹を包丁でカット。販売用の600個を真空パックで包装し、完成させた。

 生徒の一人は「魚醬に漬けたことで臭みも抜け、焼いても身がふっくらしていておいしい」と太鼓判を押す。もう一人の生徒は「カットする行程など全て自分たちで頑張ってきた。ぜひ食べてもらいたい」と意気込んだ。

 イオン新潟南店での販売期間のうち、27日からは生徒たちが店頭に立つ。価格は1個680円(税別)。

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