戦国武将・明智光秀とゆかりの深い福井県坂井市の称念寺に、光秀と妻の熙子(ひろこ)を描いたフォトパネルと越前織ののぼりが設置された。ただ、新型コロナウイルス感染防止に向けた外出自粛により観光客の姿はない。関係者は一日も早い新型コロナウイルスの終息を願っている。
明智光秀がNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公になったことから、地元住民や坂井市などが「おもてなし実行委員会」を立ち上げ、受け入れ準備を進めてきた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、予約のあった観光ガイドが軒並みキャンセルになるなど客足は遠のいている。
フォトパネルは3月、のぼり50本は4月に入り設置された。市丸岡支所地域振興課の担当者は「おもてなしする環境は整っているので、コロナが終息してたくさんの方に来てもらえる日を楽しみにしています」と話した。