新型コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が多くなる中、子どもたちに身近に自然を感じてもらおうと、福井県池田町の木育に携わる4施設が協力して「森と木とつながる木育体験キット」を開発した。小学校低学年向けと高学年向けの2種類があり、動画を見ながら簡単に木の車や木のスプーンなどが作れる。
「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」「おもちゃハウスこどもと木」「あそびハウスこどもと森」「ウッドラボいけだ」が協力して製作。木材には町産スギやヒノキを活用した。
低学年向けは木材を接着剤で組み合わせる木の車作りや、自然の中の色を探す「ネイチャー色合わせ」など3種、高学年向けは彫刻刀で彫る木のスプーン作りと木の枝の鉛筆など3種をセットで用意した。動画投稿サイト「ユーチューブ」の「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」チャンネルで、遊び方の説明動画を見ることができる。
施設を運営する「まちupいけだ」の山田高裕専務は「屋内や家の周りでも気軽に自然遊びを楽しんでほしい」と話していた。
町内のまちの駅「こってコテいけだ」で販売するほか、あそびハウスのホームページでも取り扱う。価格は各2千円(税込み)。問い合わせは「あそびハウスこどもと森」の相原さん=電話080(5342)5620。