福井県の越前町教委が発行した報告書

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地元の有力者を埋葬か 番城谷山古墳群(福井県越前町) 町教委が調査報告書

福井新聞(2020年7月19日)

 福井県の越前町教委はこのほど、同町天王、宝泉寺にまたがる番城谷山古墳群の発掘調査報告書を発行した。調査によって、古墳群の七つの古墳のうち墳長約50メートルと県内でも大規模な5号墳は、表面が葺(ふ)き石と呼ばれる川原石で覆われていて、周りには円筒埴輪(はにわ)が立てられていることが分かった。

 同町織田文化歴史館の堀大介館長補佐(学芸員)は「葺き石と埴輪が両方ある古墳は丹南地域ではここだけで、この地域を治めた有力者のものである可能性が高い」としている。

 発掘調査は2010年から5年間、七つの古墳のうち4、5、6号墳について行われた。5号墳には、祭祀(さいし)をする場所とみられる「造り出し」もあった。古墳群は標高158メートルの山の上にあり、堀学芸員によると、葺き石と埴輪を持つ古墳がこうした高い場所に位置するのは珍しいという。

 また5号墳からは陶質土器や初期須恵器なども出ており、朝鮮半島とのつながりを示すものとみられるという。

 報告書はA4判、1500円。問い合わせは織田文化歴史館=電話0778(36)2288。

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