越前打刃物の刻印が入った千代鶴国安せんべい=福井県越前市池ノ上町の刃物の里

越前打刃物の刻印が入った千代鶴国安せんべい=福井県越前市池ノ上町の刃物の里

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打ち刃物刻印のせんべい開発 越前市・刃物の里

福井新聞(2020年8月19日)

 福井県越前市池ノ上町の「刃物の里」は、越前打刃物の刻印を入れたせんべい「千代鶴国安せんべい」を開発した。鎌、菜切り包丁、三徳包丁の代表的な刃物3種の刻印が入っており、伝統産業をアピールしている。

 千代鶴国安は京都の刀匠で、越前打刃物の開祖とされている。南北朝時代、刀作りに適した水を求めて国安が越前市に移った歴史を知ってもらいたいと、国安の名を商品名に付けた。

 せんべいはショウガ味で1箱10枚入り。包装紙には越前和紙を使用し、越前市の墨絵アーティスト上田みゆきさんが挿絵を描いた。1箱税込み800円。

 8月29、30日は刃物の里や越前打刃物会館など、市内各地で越前打刃物に関するクイズラリーが開かれる。5問中3問以上正解した先着50人に、せんべい1袋をプレゼントする。

 せんべいとクイズラリーの問い合わせは刃物の里=電話0778(22)1241。

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