「ヒゲナガヤギウオ」(上)と、「ノコギリザメ」(下)

「ヒゲナガヤギウオ」(上)と、「ノコギリザメ」(下)

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うみがたりに新顔「ヒゲナガヤギウオ」に「ノコギリザメ」

新潟日報(2020年10月5日)

 新潟県上越市立水族博物館「うみがたり」に珍しい魚が相次いで仲間入りした。下あごから伸びるひげが特徴的な「ヒゲナガヤギウオ」と、のこぎりのような頭が特徴的な「ノコギリザメ」。上越近海での発見は珍しいという。

 ヒゲナガヤギウオは長いひげが特徴で、餌を探すために使うと考えられている。1904年に発見されたが、一時は新種ではなく「従来のヤギウオと同種」とみられていた。しかし、同館の池口新一郎副館長が、生息する水深やひげの長さなどがヤギウオとは大きく異なることに着目。京大舞鶴水産実験所に調査を依頼し、新種だとあらためて判断された。

 展示中の4匹は今年1~2月に、上越沖の水深約200メートルの地点から見つかった。

 ノコギリザメは、のこぎりのようにギザギザした頭が特徴で、泥の底や魚群などに頭を突っ込み、餌を捕食する。糸魚川市の筒石漁港で9月に見つかった2匹が展示されている。

 同館飼育担当の田原浩之さん(35)は、「いずれも飼育が初めてなので、分からないことだらけ。貴重な姿を見てほしい」と呼び掛けている。

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