「うみがたり」で公開中のクリオネの一種「ハダカカメガイ」=上越市

「うみがたり」で公開中のクリオネの一種「ハダカカメガイ」=上越市

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「流氷の天使」 クリオネに会いに来て 上越・うみがたり

新潟日報(2021年2月16日)

 体長わずか3センチ、「流氷の天使」と呼ばれるクリオネが、新潟県の上越市立水族博物館「うみがたり」で公開されている。天使の翼を思わせる翼足(よくそく)という器官をぱたぱた動かし、愛らしく泳いでおり、来館者の目を引いている。

 同館がクリオネを公開するのは昨年に続き2回目。個体は北海道の漁業協同組合から購入した。

 クリオネは巻き貝の一種だが、貝殻を持たない。国内では春から秋は沖合の深海に生息するが、冬の流氷の訪れとともに沿岸の浅瀬にやってくる。

 クリオネはこれまで世界で5種類が確認されている。同館ではそのうち、一般的な「ハダカカメガイ」(和名)のほか、5年前に新種として発見され、体長1センチに満たない「ダルマハダカカメガイ」(同)を公開している。

 半透明な体にオレンジ色の内臓を宿し、不規則に動く姿はどこか神秘的で、水槽前でじっと見入る人が多かった。

 上越市の大学教員の女性(51)は「動きがコミカルで、飽きずに見ていられる」と話した。

 公開は3月7日まで。

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☆上越市立水族博物館 うみがたり キミと日本海の物語がはじまる。 | 上越市立水族博物館 うみがたり http://www.umigatari.jp/joetsu/index.html
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