新潟県上越市の高田城址(じょうし)公園の桜を撮影したVR(仮想現実)動画が、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で公開されている。新型コロナウイルス感染拡大の中、家にいても桜を楽しんでもらおうと、インターネット広告などを手掛けるリプロネクスト(新潟市西区)が制作した。
高田城址公園観桜会を運営する上越観光コンベンション協会は、ウイルス禍の中でも上越の魅力を発信しようと、動画を活用したPRを昨年から取り入れている。今回の企画は、同社から打診を受け、実現した。
4月23日に公開された動画は、桜の下を歩いたり、間近に迫る花を眺めたりと、臨場感あふれる内容だ。VRゴーグルを使用することで、さらに没入感を味わうことができる。
同協会誘客宣伝課の福嶋大副課長は「移動に制限がある中、臨場感のある動画はPRに効果的。来年の観桜会に向けて、リプロネクストの動画も活用を検討していきたい」と話している。
動画はリプロネクストのチャンネルで見ることができる。