透明感、のどごし抜群のところてん お好みでしょうゆ、黒蜜をかけて食べる=12日、上越市大島区

透明感、のどごし抜群のところてん お好みでしょうゆ、黒蜜をかけて食べる=12日、上越市大島区

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のどごし抜群 「日本一うまいトコロテン」 上越・大島区

新潟日報(2021年5月13日)

 新潟県上越市大島区下達(しもたて)の名物となっているところてん店が今季の営業を始めた。わき水とテングサのみを使い、つるりとしたのどごしが人気。県内外から訪れた人たちが一足早い夏の風味を味わっていた。

 1885(明治18)年の創業で店名は「日本一うまいトコロテン」。創業当時は屋号と同じ「清水屋」だったが、戦後、問屋業で全国各地を回っていた客から同店のところてんが一番おいしいと、「日本一うまいトコロテン」と書かれたのれんをプレゼントされ、今の店名となった。

 現在は5代目店主の武江稔さん(49)が伝統の製法を受け継ぐ。毎朝、数種類のテングサをわき水でじっくり煮込み、6時間ほどかけて仕込む。武江さんは「新緑が芽吹いた空間で、昔から変わらない味をぜひ食べに来てほしい」と話す。

 今季は4月下旬に営業をスタートした。12日も次々に客が立ち寄り、冷たいところてんで涼を感じていた。

 東京から帰省し、2年ぶりに訪れたという男性(80)は「この雰囲気で食べるのが一番。東京で食べるのとは全然違ってとってもおいしい」と笑顔だった。

 料金は330円。午前10時~午後4時。無休。10月11日まで営業する。

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