新潟県妙高市の燕温泉にある秘湯「河原の湯」が、訪れる人に癒やしとくつろぎを与えている。整備のため例年より約2週間遅い6月19日のオープンとなったが、温泉愛好家らが連日、自然の中の露天風呂を楽しんでいる。
河原の湯は、燕温泉街から山道を約10分歩く。戦国武将上杉謙信の隠し湯として知られ、源泉がぬるめの硫黄泉で白濁とした湯が特徴。石の湯船は木々に囲まれ、すぐそばを川が流れるなど野性味にあふれる。
28日に上越市から訪れた男性(65)は「今シーズンは初めてだが、ここには年に数回は来ている。緑に囲まれ秘湯の感じがいいですね」と話していた。
河原の湯は11月ごろまで楽しめる。