国際芸術祭「アース・セレブレーション(EC)」の実行委員会は7日までに、8月21、22日に新潟県佐渡市の小木みなと公園で行う太鼓芸能集団「鼓童」のライブに観客を入れ、オンラインの生配信と合わせて開催すると発表した。新型ウイルス感染対策として、両日とも観客は例年の半分の600人に制限し、9日からチケットを販売する。
ECは佐渡市や鼓童文化財団などでつくる実行委が主催し、34回目を迎える。例年は小木地区でのライブを軸に、ワークショップなど関連イベントも多数行われる。昨年は新型ウイルス対策として、無観客・オンラインで実施した。
2年ぶりに観客を入れて行うライブは、21日が昨年鼓童在籍30周年を迎えた見留(みとめ)知弘さん(50)の記念公演で、三宅島芸能同志会や太鼓奏者・ヒダノ修一さんとコラボする。22日は恒例の鼓童オールスタースペシャルライブで大いに盛り上がる。
EC総合プロデューサーの菅野敦司さんは「今年は生ライブと配信のハイブリッドで届ける。感染対策を徹底し、観客には安心して太鼓の音色を楽しんでもらいたい」と話した。
両日午後5時開演。各種チケットの購入は、ECのホームページまたは鼓童チケットサービス。問い合わせはEC実行委、0259(81)4100。