新潟県の上越市立水族博物館「うみがたり」に、珍しい黄金色のオニオコゼが登場した。ことしに入り、全国各地で目撃が急増しているといい、担当者は「東京五輪の金メダルラッシュを暗示していたみたいだ」と驚いている。
展示中の4匹は春先から初夏にかけ、上越市の有間川漁港などで見つかった。通常は茶色など暗い色。黄金色は遺伝子の突然変異とされているが、詳しい理由は分かっていない。
東京五輪・パラリンピックの選手たちを応援するため、25日まで展示する。長野県から訪れた会社員男性(28)は「縁起の良さを感じる」と話し、パワーを受け取るようにじっと見詰めていた。