荷さばき場にずらりと並んだブリ=能登町の宇出津港

荷さばき場にずらりと並んだブリ=能登町の宇出津港

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能登・宇出津港 ブリ1068本水揚げ

北國新聞(2022年1月8日)

 能登町の宇出津港で7日、1日当たりの水揚げ量としては今季最多となるブリ1068本が水揚げされた。石川県漁協能都支所によると、同港で競りに掛けられた約241本のうち、10キロ以上で認定する地域ブランド「宇出津港のと寒ぶり」が84本あり、仲買人は「一気に来たぞ」と笑顔を見せた。残る817本は金沢市中央卸売市場に運ばれた。

 いずれも能登町沖の大型定置網に入ったブリで、能都支所では重さ7~8キロ台を中心に、最大14・4キロが競りに掛けられた。金沢に運ばれた中には16キロの大物もあった。

 昨年11月からシーズンを迎えたブリ漁の序盤は、平年と比べ、水揚げ量は少なかった。4日の初競りでは約670本が水揚げされ、本格化の兆しを見せている。歳暮需要期を過ぎて価格は落ち着いているが、支所の担当者は「やっとブリの季節が来た。形もいい」と喜んだ。

 氷見市ではブランド魚「ひみ寒ぶり」が1535本水揚げされた。6日の出荷宣言から一夜明け、初日の994本を大きく上回る大漁に市場は沸いた。林正之市長は会見で「順調でありがたい」と述べ、この流れが続くよう期待した。直近5年間の宣言は12月2日までに出ていた。今季は初めて年明けにずれ込み、過去最も遅くなった。

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