「黒部ワンコイン・フリーきっぷ『楽駅停車の旅』２０２２春」（くろワンきっぷ）が１２日から始まる。４月２４日までの土日祝日の計１５日間、黒部市内を走る富山地方鉄道の電車と一部の路線バスが５００円で１日乗り放題になる。各種イベントも繰り広げる。

　公共交通の利用促進を目的に毎年春と秋に開き、３１回目。ワンコインの５００円（小学生２５０円、未就学児無料）で、富山地鉄の電鉄石田－宇奈月温泉間と、路線バスの新幹線市街地線、生地循環線が１日乗り放題になる。

　期間中は各駅や加盟店を訪ねるスタンプラリーをはじめ、桜を巡るまち歩き、座禅体験などを予定している。市内のアマチュアカメラマンでつくる「おらがふるさと写真展ワークショップ」による古里の春の風景写真を展示した車両も走らせる。スタッフは「公共交通を利用して桜をめでるなど、春を満喫してほしい」と話している。

　切符は電鉄黒部と宇奈月温泉の両駅、くろワンきっぷ事務局（ＮＰＯ法人黒部まちづくり協議会内）などで販売する。黒部ワンコイン・プロジェクトと富山地鉄主催、北日本新聞社共催。問い合わせは黒部まちづくり協議会、電話０７６５（５６）９６８７。