日枝神社(富山市山王町)の春季例大祭「山王まつり」に合わせた「氏子みこし巡行祭」が1日、同市中心部で3年ぶりに行われ、法被姿の氏子らが「わっしょい」と威勢のよい掛け声を上げ、通りを練り歩いた。
総曲輪通りと中央通り、西町、中教院通り、富山商工会議所青年部の有志ら45人が参加した。合同で1基のみこしを担ぎ、千石町や、総曲輪通り、中央通りなどを通って日枝神社に向かった。
力強く楽しげにみこしを担ぐ姿に、大勢の人が足を止めて見入っていた。西町商店街振興組合理事の亀谷慎一さん(48)は「まちを盛り上げたいという気持ちで集まったので、商店街ににぎわいが出てよかった」と笑顔を見せた。
氏子みこし巡行祭は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年から2年連続で中止していた。