初漁で収穫されたバフンウニ=7月21日、福井県坂井市三国町安島

初漁で収穫されたバフンウニ=7月21日、福井県坂井市三国町安島

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ウニ漁解禁、海女に笑顔 坂井市三国町、初日水揚げ上々

福井新聞(2022年7月22日)

 福井県坂井市三国町安島の沿岸で7月21日、ウニ漁が解禁された。雄島漁協安島支所の海女ら約20人が海に潜り、直径2~3センチに成長したバフンウニを次々と採った。

 ウニ漁は、波が穏やかで海水が濁っていないなど条件がそろわないと出漁しない。もともと解禁は11日だったが悪天候が続き、水揚げが多い安島、崎区でこの日が解禁となった。

 安島では漁協関係者らが波や海水の透明度を確認し午前7時、漁開始を知らせる赤い旗を雄島に掲げた。海女らは早速、ウエットスーツ姿で木おけを抱えて出漁。何回も潜っては海底の石をめくってウニを見つけ、海面に浮かぶ木おけに入れていった。

 2時間の漁を終えた海女たちは「場所によってたくさんいた。やっと海に入れてほっとしています」と笑顔。同漁協の組合長は「全体的に例年より大きく、初日としては水揚げ量は多い」と話した。ウニは漁協で塩漬け加工し、高級珍味として出荷される。

 今季のウニ漁は米ケ脇区ではすでに始まっており、梶区が解禁を待っている。

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