県酒造組合(桝田隆一郎会長)は、加盟16社の銘柄をブレンドした日本酒「富山ブレンド」を12月2日に発売する。17日に富山市丸の内の同組合で審査会があり、蔵元関係者ら約10人がブレンドする銘柄を選んだ。
16の蔵元が1、2種類ずつ持ち寄り、関係者が味や香りなどを試飲しながら審査。各蔵元から1銘柄ずつ選び、それぞれの特徴を踏まえながら配合して味を確かめた。1・8リットル、720ミリリットルの2種類を用意し、県内の酒店などで販売する。同組合の玉生貴嗣副会長(47)は「富山ブレンドには、それぞれの蔵のプライドや思いが詰まっている。年末年始のだんらんのひとときに添えてもらえたら」と話した。
富山ブレンドは、県酒造組合に加盟する酒造メーカーが団結して富山を盛り上げようと企画。2020年に始まり、今回で3回目になる。