多彩なジャンルの作品で「日本三霊山」の魅力に迫る企画展が12日、上市町郷柿沢の西田美術館で始まった。立山と静岡県の富士山、石川県の白山をモチーフにした写真や日本画、油彩画、版画、ガラス造形など45点が並ぶ。来年1月29日まで。
日本三霊山は山岳信仰の対象として古くから知られ、7月には富山、石川、静岡の3県が日本三霊山の魅力発信に共同で乗り出すことで合意した。こうした動きを受け、同展では作品を通して山々の神秘性を伝えている。
交流サイト(SNS)への投稿で注目を集める射水市の写真家、イナガキヤストさんの写真や、富士山を生涯にわたって描き続けた画家、故山元櫻月の日本画のほか、木版画家の故谷内正遠さんの白山を題材にしたソルグラフなどが並ぶ。
12月3日と来年1月9日にはイナガキさんのトークショーを開催。両日とも午後2時からで先着50人。北日本新聞社後援。