富山県魚津市の加積りんご組合(川西清則組合長)は、主力品種「ふじ」の収穫を本格化させている。組合員の伊東幹治さん(51)は21日、同市六郎丸のリンゴ園で赤く色づいた実を摘み取った。
組合は農家42軒が計26ヘクタールでリンゴを栽培しており、品種はふじが最も多く7割を占める。今年は天候不順だったものの、品質は良く、ふじは平年並みの350トンの収穫を見込む。
実の下の部分が黄色くなれば熟したサイン。伊東さんは色づきを確認しながら一つずつ丁寧に摘み取り「加積りんごの特長のみずみずしさを味わってほしい」と話した。
収穫の最盛期は11月末で、12月20日ごろまで続く。各農家が主に庭先で販売し、一部は市内のスーパーなどでも扱う。