2種類のせんべいを手にする南茂専務

2種類のせんべいを手にする南茂専務

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愛犬へ「ご当地グルメ」せんべい 朝日の南茂商事が開発

北日本新聞(2022年12月20日)

 菓子など土産品の販売や卸売りを手がける南茂商事(朝日町桜町)は、マスや昆布など富山とゆかりの深い食材を用いた犬専用のせんべいを開発した。大切な家族の一員への「ご当地グルメ」として人気を集める。無農薬の国産材料を使い、犬の健康面にも配慮。同社は愛犬へのご褒美や愛犬家向けの土産としての需要に期待している。

 南茂商事は朝日町の景観「春の四重奏」をパッケージに描いた菓子など地元を打ち出した商品を企画販売する。今回、富山名産のますずしと県内で消費量が多い昆布から着想を得て、国産のマスと昆布を使った2種類のせんべいを開発。商品名は「わんこの鱒(ます)せんべい」と「わんこの喜こんぶせんべい」で、鱒せんべいにはますずしを思わせる絵柄のラベルを貼った。いずれも無農薬のジャガイモや米ぬかを使い、塩分不使用なので犬にも安心して与えられるという。

 鱒せんべいは昨夏、昆布を使ったせんべいは昨秋発売。買い求めた客からは「嗜好(しこう)性も良く愛犬のちょっとしたご褒美にいい」「国産の材料なので安心」と好評という。同社の南茂常久専務(44)は「大切な家族の一員であるワンちゃんのおやつとして活用してほしい」と話す。

 せんべいは「道の駅メルヘンおやべ」(小矢部市)や「道の駅万葉の里高岡」のほか、北陸自動車道の有磯海サービスエリア(上り)や呉羽パーキングエリア(上り)などで400~450円で販売している。

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