ホンソメワケベラ(上)とクロサギ

ホンソメワケベラ(上)とクロサギ

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県内初確認の魚展示 魚津水族館

北日本新聞(2022年12月23日)

 魚津水族館(魚津市三ケ)は、同市沖で捕獲した南方系の魚類「ホンソメワケベラ」と「クロサギ」を同館の「うおすいファミリウム」で展示している。同館によると、いずれも県内で確認されたのは初めて。来年1月22日まで展示する。

 ホンソメワケベラは黒い帯のような模様があり、縄張りに入った魚の口内や体表についた寄生虫を食べる習性がある。飼育員が10月の潜水調査で発見し、体長約6センチの1匹を捕獲した。

 クロサギは口を下に伸ばして砂の中のゴカイや甲殻類を食べるのが特徴。黒っぽい色から「黒いイサキ」が名前の由来とされる。9月の潜水調査で初めて確認。10月に捕獲した体長約5センチの3匹を展示している。

 いずれも千葉から九州にかけての太平洋側を中心に生息しているという。同館飼育研究係の西馬和沙さんは「県内で初めて確認された貴重な魚を見に来てほしい」と話している。

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