新潟県上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」は、アカムツなど上越地域の深海に生息する生き物を中心に詳しく解説する特別展を開いている。謎も多い不思議な深海生物の生態を学ぶことができる。
うみがたりでは普段から深海生物を展示しているが、上越地域にも広がる深海をより身近に感じてもらおうと特別展を企画。深海魚の水槽の隣に解説板を設置して、生き物の特徴や漁の方法を説明している。
ノドグロという呼び名でおなじみの高級魚アカムツ、お菓子の金平糖(こんぺいとう)のように無数の突起がある魚「コンペイトウ」、ミズダコ、ベニズワイガニなどを詳しい解説付きで見ることができる。
また、太平洋と日本海の深海の成り立ちや生息する魚の違いを説明したパネルや、リュウグウノツカイなどの標本も展示。期間中は毎週日曜日に、飼育スタッフらによる深海にまつわる特別解説もある。
展示を見た上越市柿崎区の男の子(6)は「カニがかっこよかった。かわいい魚もいてよかった」と話した。
3月12日まで。