富山県黒部市は8月下旬に市総合体育センターで、大相撲の夏巡業「黒部場所」の開催を企画している。既に内定しており、日本相撲協会との手続きを踏まえて正式決定する。市や各種団体でつくる実行委員会が主催する予定で、新年度予算案に開催事業費3005万円を計上した。
市は市制施行15周年の2021年に招致を模索したが、新型コロナウイルスの影響で断念した。今回は宇奈月温泉開湯100周年に合わせて開き、全国に黒部をアピールしたい考え。
巡業が実現すれば、県内では富山、砺波の両市で開催した2019年以来4年ぶり。黒部市内では、市総合体育センターのこけら落としとなった1996年以来27年ぶりとなる。朝乃山が快進撃を続ければ、間近で応援できる機会にもなりそうだ。