エアガンの火縄銃を体験する参加者ら=4月9日、福井県あわら市の神宮寺城跡

エアガンの火縄銃を体験する参加者ら=4月9日、福井県あわら市の神宮寺城跡

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神宮寺城、朝倉氏と関係? 福井県あわらで城跡ツアー

福井新聞(2023年4月10日)

 福井県あわら市沢区と指中区にまたがる戦国時代の山城「神宮寺城跡」を巡るガイドツアーが4月9日、開かれた。市内外の歴史愛好家20人が、市郷土歴史資料館の学芸員から説明を聞き、山城の魅力に触れた。

 「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会が主催。神宮寺城跡は東西270メートル、南北250メートルある加賀丘陵最大規模の山城で、加賀の一向一揆に対抗し朝倉氏が築いた重要拠点とされる。城跡には、敵の横移動を防ぐ竪堀(たてぼり)や兵が駐屯する曲輪(くるわ)などの遺構がある。

 学芸員は、竪堀や城跡近くの春日神社に笏谷石で造られた狛犬(こまいぬ)像があることから「朝倉氏と関連があるのではないか」と説明。「不自然に置かれた石は当時のものの可能性がある」「道を狭くすることで(敵の)流入を防ぐことができる」と紹介した。エアガンの火縄銃を体験できるコーナーもあった。

 福井市から参加した男性は「しっかりと城跡の仕組みを理解できた」と話した。

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