8月に行われる大相撲の夏巡業「黒部場所」が、同月25日に黒部市総合体育センターで開催されることが決まった。来場所で幕内復帰を確実にしている十両朝乃山(富山市出身)ら有力力士が参加する予定。武隈義一市長と大相撲巡業部の千田川親方(元小結闘牙)が12日、市役所で会見し発表した。
黒部場所は、宇奈月温泉開湯100周年に合わせ市や各種団体でつくる実行委員会が開く。富山県内での巡業は富山、砺波の両市で開催した2019年以来4年ぶり。黒部市では1996年以来27年ぶりとなる。
幕内力士全員が来県する見込み。朝乃山以外の県関係力士も参加する可能性がある。約5千席を想定。チケットは5月末ごろに販売を開始し、市民先行枠も検討する。
会見で武隈市長は「市民に元気と活力を届け、宇奈月温泉の魅力もPRしたい」とあいさつ。千田川親方は「優しくて大きい力士たちと、じかに触れ合ってもらいたい」と述べた。