富山県入善町の春の一大イベント「にゅうぜんフラワーロード２０２３」のウェルカムイベントが１５日、同町田中の入善浄化センター西側の会場で始まった。訪れた人たちは満開のチューリップを眺め、たこ焼きなどのグルメを味わいながら思い思いに楽しんだ。１６日まで。

　フラワーロードは町や花卉（かき）球根組合などでつくる実行委員会（杉澤忠司委員長）が毎年開き２７回目。５・２ヘクタールのほ場に約７０品種２３０万本の色とりどりのチューリップがじゅうたんのように咲き誇る。来場者は畑の周囲を歩いて写真撮影を満喫していた。今年は例年より開花が早く、順次摘み取り作業を行う。花は２０日頃まで楽しめる。

　展望台から、海上に停泊する洋上風力発電の基礎工事用のＳＥＰ船を眺める人たちの姿も見られた。工事は予定より早く終わり、この日いったん石川県七尾港に戻った。５月上旬に再び入善沖に戻る。

　会場でははしご消防車での空中観覧もあり、親子連れが上空１５メートルから畑を見下ろして歓声を上げた。焼きそばやかき氷といったグルメの屋台や鉢植えの販売コーナーなど多彩な催しでにぎわった。

　オープニングセレモニーで杉澤実行委員長があいさつ。関係者を交えてテープカットした。