新潟県加茂市の中心部を流れる加茂川の上空を、色とりどりのこいのぼりの大群が悠々と泳いでいる。春の風物詩を待ちわびた市民らが訪れ、写真を撮ったり、笑顔で眺めたりしている。
地元有志でつくる「加茂川に鯉(こい)のぼりを泳がせる会」が1989年から実施。今年は、市内外から寄贈された約500匹を、葵橋から西宮橋までの両岸に10本のワイヤを渡して飾っている。
10カ月の長男を連れて、新潟市江南区から訪れた会社員男性(33)は「吹く風も気持ちよく、春を実感した。息子も大喜びしており、楽しく過ごせた」と笑顔で話していた。
5月23日まで。