１７、１８の両日に富山市岩瀬地区で行われる「岩瀬曳山車（ひきやま）祭」に向けた安全祈願と御幣の配布が１５日、同市岩瀬白山町の諏訪神社であった。

　３００年以上の歴史があり、みこしと曳山をともに奉納する同神社の春季例祭。新型コロナウイルスの影響による中止などを経て、今年は４年ぶりに全１１町が勢ぞろいする。

　同祭実行委員会（古市剛士委員長）のメンバーや１１町の住人ら約８０人が出席し、木船卓宮司が神事を執り行った。崇敬会員や各町の「山元」らが順に玉串をささげ、曳山に取り付ける御幣を神社が各町に配った。

　１７、１８の両日の昼間は同地区内を引き回す。１７日の夜は諏訪神社前、１８日夜は忠霊塔前で、曳山を激しくぶつけ合う「引き合い」を行う。