日なたぼっこで、のんびりするゴマフアザラシのジロー=17日、上越市の市立水族博物館うみがたり

日なたぼっこで、のんびりするゴマフアザラシのジロー=17日、上越市の市立水族博物館うみがたり

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ゴマフアザラシ「ジロー」40歳、国内最高齢に・上越市

新潟日報(2023年5月18日)

 神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で47歳のゴマフアザラシが12日に老衰で死んだため、新潟県上越市立水族博物館うみがたりの40歳の「ジロー」が「国内最高齢」になった。上越市高田で今年初めての真夏日になるなど気温が上昇した17日も元気な姿を見せ、来館者が熱い視線を送っていた。

 うみがたりによると、ジローは1983年3月25日生まれの雄。2018年にリニューアルオープンする前、旧水族博物館の時代から飼育している。日本動物園水族館協会(東京)に加盟している水族館のゴマフアザラシの中では最高齢という。

 父の「ジョー」は水中で直立し、「立つアザラシ」として全国的に注目され、11年に推定33歳で亡くなった。ジローも立つように水中で浮く父親譲りの一面を見せ、愛らしいしぐさで人気を集めてきた。

 現在はゴマフアザラシを展示している「ふれんどプール」で生活。高齢のため目は見えないが、大きな病気もせず、アジやホッケなど1日3キロの餌を食べ、100キロほどの体重を維持している。

 今は毛が生え替わる時期で、体力温存のため陸に上がって、日なたぼっこをしていることが多い。来館した市内の主婦(37)は「アザラシは近寄ってくるのでかわいい。最高齢のジローを多くの人たちに見てほしい」と笑顔だった。

 うみがたりの広報担当、照井未希さん(33)は「ジローは昔から飼育されているので、地元の皆さんの思い入れも強いと思う。これからも温かく見守ってほしい」と話した。

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上越市立水族博物館 うみがたり|上越市立水族博物館 うみがたり https://www.umigatari.jp/joetsu/index.html
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