朝日町出身の謎解きクリエーター、中山賢伸(よしのぶ)さん(50)が同町で運営していた謎解きスペース「ナゾトコ」が27日、滑川市常盤町のショッピングセンター(SC)、エールに移転オープンする。同SCと協力して謎解きイベントを開いた縁で出店。中山さんは「多くの人に謎解きゲームの面白さを知ってもらいたい」と話している。
中山さんは2018年、地域おこし協力隊員として京都からUターンした。20年に町おこしの事業で謎解きを楽しめるカフェをオープン。協力隊卒業後も場所を変えて運営していた。
県内の公共施設などと協力したイベントも実施。21、22年には、エールを運営する組合が構想を練っていた企画を基にしたイベントを開いた。催しが好評だったことから、組合側が出店を提案。朝日町の店の利用客は大半が富山、高岡の両市在住だったこともあり、移転を決めた。
県内作家に制作を依頼した謎も含め、いすに座った状態で楽しめる7種類の問題を用意した。夏ごろをめどに謎を解いて部屋から抜け出す脱出ゲームも作る予定。
営業は平日の午後1時~同7時、土、日曜と祝日の午前10時~午後7時。火、水曜は定休。遊ぶ問題によって利用料金は異なる。事前予約が必要なものもあり、ナゾトコのホームページから問い合わせる。