宇奈月温泉の開湯100周年を記念した日本酒2種類が完成し24日、同所のホテル黒部でお披露目された。銀盤酒造と皇国晴酒造の黒部市内2社が製造し、旅館のおかみでつくる「かたかご会」が監修した。温泉水を仕込みや加水に使い、魚介料理に合う辛口に仕上がったという。
100周年を盛り上げようと、酒造会社とかたかご会が昨年から準備してきた。おかみがコンセプトやデザインについてアドバイスした。
銀盤酒造の商品は「純米大吟醸宇奈月つべつべ」(720ミリリットル)で1678円。皇国晴酒造は「幻の瀧純米吟醸宇奈月」で、720ミリリットル1980円、300ミリリットルが825円(いずれも税込み)。
この日開かれたお披露目会で、かたかご会の濱田昌子会長が「100周年にふさわしいお酒が完成した」とあいさつ。同会の8人と酒蔵や温泉の関係者が試飲した。
二つの日本酒は25日以降に出荷され、市内の酒店や道の駅KOKOくろべに並ぶ。市外での販売も予定している。6月の100周年記念式典の祝賀会などでも提供する。