日枝神社（富山市山王町）の「山王まつり」に合わせた「氏子みこし巡行祭」が１日、市中心部で行われた。背中に「西町」や「総三」などと町名が書かれた法被を着た氏子らがみこしを担ぎ、「ワッショイ」と声を響かせながら練り歩いた。

　西町と総曲輪３丁目、中央通り、中教院通り、富山商工会議所青年部の有志ら約６０人が参加。日枝神社を出発し、千石町通りや総曲輪通り、堤町通りなど約１５キロのコースを回った。

　以前は各町でそれぞれのみこしを担いでいたが、担ぎ手の減少により、昨年に引き続いて合同で中央通りの１基を担いだ。

　日枝神社氏子崇敬会理事の上田与一郎さん（５６）は「今後も祭りの伝統を守るために、氏子町以外でも富山を盛り上げたいという強い意志を持つ人は積極的に参加してほしい」と語った。