新潟県燕市の「道の駅ＳＯＲＡＩＲＯ国上」に、宿泊可能なキャンプフィールドと、車中泊に利用できる「ＲＶパーク」がオープンした。アウトドアブームを背景に旅やドライブの休憩スポットだけでなく、自然が満喫できる滞在型拠点としてさらなる集客を目指す。

　道の駅国上は、燕市が「よね蔵グループ」（燕市）を指定管理者に選定し、「自然と遊ぶ、道の駅」をコンセプトに２０２２年夏、リニューアル。施設内に日帰り温泉もあり、宿泊設備の整備は改装前から検討されていた。

　キャンプフィールドは第２駐車場に隣接する芝生エリア約２千平方メートル。大小計９区画のテントサイトと炊事場を設け、ペットの同伴も可能だ。「ＲＶパーク」はトイレや電源使用など、日本ＲＶ協会（横浜市）が定める条件を満たす施設で、計１１台分を備えた。

　総事業費は約２３００万円。近く、クラウドファンディングで１千万円を目標に寄付を募る。道の駅国上の営業推進室長、古川洋史（ひろし）さん（４４）は「売店は地元製キャンプ用品が充実し、遊具のある公園もある。さまざまな楽しみ方ができるので利用してほしい」と話した。

　１区画４千円または５千円で、施設内の温泉利用券２人分が付く。ＲＶパークは１台２５００円。いずれも予約は道の駅国上内の「てまりの湯」、０２５６（９７）１７５５。