岩石や化石、パネルで佐渡ジオパークの見どころを紹介する佐渡博物館の10周年記念展=佐渡市八幡

岩石や化石、パネルで佐渡ジオパークの見どころを紹介する佐渡博物館の10周年記念展=佐渡市八幡

新潟県 佐渡 祭り・催し

祝・佐渡ジオパーク認定10周年、記念行事が盛りだくさん

新潟日報(2023年6月29日)

 島全体で特徴的な地形を楽しめる「佐渡ジオパーク」が日本ジオパークに認定されて10周年を迎える。新潟県佐渡市や佐渡ジオパーク推進協議会などでつくる実行委員会は7月7、8の両日、島内各所で10周年を祝うイベントを企画。講演やパネルディスカッション、見学会など多彩な内容で10年の歩みを振り返る。実行委は「難しそうと思わず、気軽に参加してほしい」とPRしている。

 7月8日は午前9時から、アミューズメント佐渡(中原)で記念式典を開く。日本ジオパーク委員会委員で高知大講師の新名阿津子さんが「サスティナブルなジオパークへ」と題して講演。パネルディスカッションでは、渡辺竜五市長のほか市出身の人気漫画家、赤坂アカさんら4人が持続可能な島づくり、人づくりについて議論する。参加者先着700人には無名異焼のタンブラーをプレゼントする。

 午後はパネリストら3人の講演のほか、子ども向けのジオ科学体験教室や学習発表会が同所で計画されている。

 また、佐渡博物館(八幡)では、6月23日にジオパーク10周年記念展「佐渡でめぐる大地と人の物語」(7月31日まで)が開幕した。見どころの一つである金銀山や平根崎をパネル13枚で解説している。佐渡島の成り立ちを代表する四つの時代を岩石や化石で紹介。「大陸の時代」(6500万年前〜1700万年前)からは、石切場があった椿尾の石から作った石仏、「海の時代」(1700万年前〜300万年前)からはクジラの背骨の化石などを展示している。

 式典に先立つ7月7日は二ツ亀や宿根木など見どころを回る4コースの見学も行われる(申し込みは終了)。

 式典、講演会の申し込みは6月30日まで。問い合わせは実行委、0259(27)2162。

詳細情報

リンク
佐渡ジオパーク公式サイト | 佐渡島の社会・経済・文化の持続的発展を目指す https://sado-geopark.com/
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