新潟県の燕三条地域の有志でつくる企業「ドッツアンドラインズ」などは6月23日、国内外の有名アーティストらが出演する音楽フェスティバルを10月28日に新潟県三条市上須頃のミズベリング三条で開くと発表した。JR燕三条駅構内で会見し、明らかにした。関連グッズを燕三条地域で作るなど、ものづくりのまちとしての特色を打ち出す。
音楽祭の名称は「Tsubamesanjo,Japan Fes.(ツバメサンジョウ カンマ ジャパン フェス)」。現時点では、歌手やモデル、お笑い芸人らの出演を想定。観客は1万人規模を見込む。
会見には、開催に関わるドッツ社の齋藤和也社長(35)やモデルの益若つばささん(37)らが出席し、企画の経緯やフェスへの思いなどを語った。
フェスの開催は、益若さんが編集長を務めるカルチャー誌「TOKYODOT(トーキョードット)」で昨年、齋藤社長と三条市の滝沢亮市長が取り上げられたのがきっかけ。若者が盛り上がり、地元を誇れるイベントを開くことで関係者の考えが一致した。
益若さんとともに同誌の編集長を務め、アーティストのマネジメントなども手掛ける和田直希さん(42)は会見で、「フェスのグッズをすべて燕三条で作り、地域の人が全員参加していると思えるようにしていきたい」と意気込んだ。
会場で飲食する際のコップやカトラリー類をはじめ、どんなグッズをそろえるかは今後決める。齋藤さんは「燕三条の特色を生かす、どんな掛け算ができるのか考えたい」と話した。
益若さんは「年齢を問わず娯楽を楽しんでもらいたい。新たな流行をつくるつもりで取り組みたい」とし、滝沢市長は「この地域を自慢できる最高の機会になる。市もいろいろとお手伝いしたい」と述べた。
会見では、出演アーティストの発表第一弾として、川谷絵音さんがボーカルを務める「インディゴ ラ エンド」など3組が明らかにされた。