富山県魚津市長引野の「長引野ユリ見本園」が１日、西布施交流館そばのほ場で始まった。ビニールハウス３棟が並ぶ約１０アールのほ場に２６品種４５５０株のユリが植えられ、２０日ごろまで色とりどりの優美な花と豊かな香りが楽しめる。

　農事組合法人長引野（谷崎雅彦代表理事）が長引野花卉（かき）切花出荷組合の栽培技術を継承して開催。農家１５軒が４月に球根を植えた。２週間ほど前から咲き始め、順次見頃を迎える。現在は白い花が人気の「クリスタルブランカ」や「ティセント」、白地に赤紫の模様が入った「ニンフ」、鮮やかな黄色の「イエローウィン」などが咲き誇っている。

　開園は午前９時～午後５時で入場無料。気に入ったユリはその場で購入できる。切り花１本５００円、球根付き１本１０００円。１０００人目の来園者にユリの花束とコシヒカリ１０キロを贈る。