福井県坂井市三国町の三国サンセットビーチと浜地海水浴場で７月１０日、海開き式が行われ、関係者約２０人が海水浴シーズンのにぎわいと安全を祈った。

　ここ十数年は１日の海開きが恒例だったが、浜茶屋の設営などを理由に今年は遅らせた。午前９時半からの浜地海水浴場での式典には池田禎孝市長らが参加。神事では、玉ぐしを奉納した後、参列者が花束やスイカを海に向かって投げ入れていた。

　浜地浜茶屋振興会の坂田あずさ会長が「今年もコロナ禍が続くと思われるが、きっちり対策し、安心して海水浴を楽しんでもらいたい」とあいさつした。

　三国サンセットビーチでは、水難救助訓練があった。浜茶屋関係者が水難者を発見して消防や警察に通報したり、連絡を受けたライフセーバーがパドルボートで水難者を救助したりするまでの一連の流れを確認した。雄島小６年生約２０人によるハマグリ稚貝の放流もあった。