世界文化遺産を目指す「佐渡島（さど）の金山」（新潟県佐渡市）の構成資産の一つ、西三川砂金山跡地にある観光施設「佐渡西三川ゴールドパーク」（真野地区）が「花手水（はなちょうず）」を始めた。砂金採り体験で使う水槽にアジサイの花を浮かべ、涼を演出している。

　夏休み前の話題づくりにと２年前に始め、２０２３年は７月９日からアジサイを浮かべた。縦８メートル、横１メートルの水槽に浮かぶのは、施設の駐車場に植栽している紫やピンクのアジサイ。今年は水槽内の水を循環させて流水音を響かせるほか、葉っぱを多く散らすなど、例年に増して、涼しげな雰囲気づくりに工夫を凝らした。

　営業主任の常木拓也さん（２７）は「今年は花つきがよく、きれいに仕上がった。花は入れ替えるが、浮かべ始めた頃が一番きれい。早めに見に来てほしい」と話している。

　７月２５日ごろまで。花手水の見学は無料。問い合わせは佐渡西三川ゴールドパーク、０２５９（５８）２０２１。