富山県の黒部市美術館の企画展「梟(ふくろう)が鳴けば、晴れ。」が15日始まり、3組の作家が自然や空模様をテーマに絵画やガラスなどの作品を出品した。9月18日まで。
美術館に近い生地地区では、梟の鳴き声から漁業者が天気を予測していたとされる。そうしたエピソードにちなみ、自然を見つめ、表現することをテーマとした作品を紹介している。ガラス作家の小田橋昌代さんは人物をモチーフにした色とりどりの作品を出品。絵画の高慶敬子さんは灯台や倉庫が見えるさみしげな漁港を描いた。2人の作家でつくる「neutral production」は暗がりの中で浮かび上がる光などを素材としたインスタレーション作品が特徴。北日本新聞社共催。