数量限定のうな重を考案した廣澤社長(左)と村上社長

数量限定のうな重を考案した廣澤社長(左)と村上社長

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ほたるいか米でうな重 相性ばっちり 富山県滑川市の海老源・西部営農が商品化

北日本新聞(2023年7月22日)

 富山県滑川市上小泉の割烹旅館「海老源」(廣澤幸嗣社長)は26日から、同市魚躬でホタルイカを肥料に使ったコメ「ほたるいか米」を栽培する「西部営農」(村上康憲社長)と考案したうな重を1日10食限定で販売する。ウナギが大好きという村上社長が、熟成した無洗米がウナギに合うと商品化を提案。廣澤社長は「活力あるご飯を食べて、暑い夏を乗り切ってほしい」と話している。販売は8月までの予定。

 西部営農の若手スタッフは、春にホタルイカ漁に出る兼業農家がほとんど。ほたるいか米は自分たちが水揚げしたホタルイカを乾燥させ、コシヒカリを育てる肥料に使っている。水田にはかつての漁師が、余ったホタルイカをまいていたため、土壌の栄養も豊富という。

 うな重には無洗米を使う。村上社長によると、無洗米は時間を置くと熟成され、うまみが増すという。新米の粘りとは違ってパラパラ感があり、食べると口の中でほどけるため、「ウナギに合わせたら絶対いいと思った」と話す。

 海老源では普段のメニューにうな重はなく、現時点では期間限定で提供する予定。コメのおいしさに合うよう、大きめのウナギを使用する。自家製のたれを付けて、ふっくらと焼き上げ、出来たてを提供する。

 うな重は予約制で1食5500円。午前11時~正午までの来店のみ受け付ける。問い合わせは海老源、電話076(475)5656。

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