福井県あわら市のあわら温泉街の名物祭り「湯かけまつり」が8月8、9の両日、えちぜん鉄道あわら湯のまち駅周辺で開かれる。今年は温泉開湯140周年を記念し、本番前の6日夜に同市トリムパークかなづで初めて、みこしに湯をかける恒例の「お湯かけじゃあ!」を行う。
本番の「お湯かけじゃあ!」は8日午後8時35分から、あわら湯のまち駅の駅前ロータリーがメイン会場。新型コロナ禍で昨年まで規制していた人数制限はない。
9日も同ロータリーが主会場で午後4時から。コロナ禍で中止だった「民謡の夕べ」、「饅頭(まんじゅう)まき」が復活。そのほか、福井の伝統工芸アイドルグループ「さくらいと」のステージもある。
祭りは、温泉への感謝の気持ちを示そうと地元有志らで実行委をつくり、今回で18回目。6日午後6時からのトリムパークかなづでの湯かけは、旧芦原町だけでなく、旧金津町にも祭りをアピールする狙いがある。実行委の土田洋輔委員長(43)は「今年は金津でも祭りを楽しめるので、市全体で盛り上がってほしい」と話した。