富山県魚津市特産「西布施ぶどう」の収穫体験会が5日、同市小川寺のブドウ園であり、市内の児童と保護者14組28人がたわわに実った房を摘み取った。7日からは各農家の庭先販売が始まった。
地元で生産が盛んな果物に親しんでもらおうと、市が企画する「うおづのくだもの親子体験会」の一環。西布施ぶどう組合の入井孝夫組合長と谷口松呂(まつろ)さんのブドウ園で、黒い実の「アーリースチューベン」、赤い「サニールージュ」、緑色の「ヒムロッド」を収穫した。子どもたちは踏み台に立ち、実を手で支えながら丁寧にはさみを入れた。箱詰め作業も体験した。
同組合は12軒の農家が計約5ヘクタールで約30品種のブドウを栽培。今年は天候不順で管理が難しかったものの、糖度は平均20・8度と甘み十分に仕上がった。収穫と庭先販売は10月上旬まで続く。