魚津市の下野方梨組合は10日、JAうおづ西部営農経済センターで主力品種「幸水」の目ぞろえ会を開いた。晴天続きで日照時間が長く、甘み十分でシャキシャキとした食感が楽しめる出来になった。15日ごろから本格的に収穫が始まり、各農家の庭先で販売する。
県新川農林振興センターの担当者が熟し具合によって色が違う5種類のナシを用意し、生育状況や収穫の見極め方などを説明した。糖度は13度台後半で、平年の12度台後半~13度台前半より高かった。組合員が味見しながら品質を確認。林乙三組合長は「甘さ、舌触りとも素晴らしい仕上がり。濃厚な味を楽しんでほしい」と話した。
同組合は農家15軒が計約7ヘクタールで栽培。幸水は今月下旬までで、「豊水」「新高」など品種を替えて10月中旬まで販売する。