アマモ場コーナーの水槽で順調に育っているコウイカ

アマモ場コーナーの水槽で順調に育っているコウイカ

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赤ちゃんコウイカすくすく 魚津水族館で展示

北日本新聞(2023年9月8日)

 魚津水族館(魚津市三ケ)は7日、館内でふ化したコウイカの赤ちゃんの展示を始めた。ふ化後約2カ月が経過し、現在の全長は5センチほど。5匹が2階アマモ場コーナーの水槽で元気に育っている。

 飼育員が7月9日に魚津市沿岸のアマモ場に産み付けられた卵を採取し、数日後に館内の水槽でふ化させた。ふ化直後の全長は1.6センチほどで、生きたエビやハゼなどの小さな魚を与えて飼育してきた。コウイカは背中に硬い甲羅があるのが特徴。寿命は1年で、全長30センチほどまで育つという。飼育員の吉岡映美さんは「かわいい姿を見られるのは今だけ。コウイカを通し、アマモ場の生態系を知ってもらいたい」と話す。

 2階表層生物コーナーでは、定置網にかかった全長15~20センチほどの成長途中のアオリイカ11匹も展示している。

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