福井県あわら市北潟の富津地区特産のサツマイモ「とみつ金時」の収穫が本格化し、赤紫に色づいたイモが土の中から次々と顔を出している。
とみつ金時は、適度な甘みとしっとりとした食感が特長。同地区では農家7軒が約30ヘクタールで栽培しており、今年は700~800トンの収穫を見込んでいる。
杉田さんの約4・5ヘクタールの農園では、早朝から収穫作業を始める日もあり、傷が付かないように一つ一つ丁寧にコンテナに詰めている。
今年は記録的猛暑の影響が懸念されたが、水管理を工夫し、生育は例年並みで糖度は上々という。杉田さんは「焼き芋はもちろん、炊き込みご飯や天ぷらもお薦め」と話していた。
収穫は11月上旬まで続く。9月中旬以降の収穫分は専用の貯蔵施設で熟成させてうまみを引き出し、12月中旬以降に県内を中心に出荷する予定。