新潟県糸魚川市内の五つの酒蔵でつくる「糸魚川五醸の会」は、10月21日に地酒のイベント「いといがわヒスイSAKEまつり」を初めて開催する。五醸の会の小林大祐会長は「糸魚川の地酒をさまざまな人に手にしてもらう機会にしたい」と準備に励んでいる。チケットは糸魚川市内の酒販店などで販売する。
五つの酒蔵は、加賀の井酒造、池田屋酒造、猪又酒造、田原酒造、渡辺酒造店。
5蔵はこれまでも合同で秋にイベントを開いてきたが、定員制で小規模だった。今回は広めの会場でより多くの地酒ファンらとの交流を図る。装いを新たに、ヒスイをあしらった新しいロゴも作成した。
会場はヒスイ王国館(糸魚川市大町1)で、5蔵が勧める約30種の地酒を並べ、蔵元と直接話ができる試飲ブースを設ける。利き酒イベントや、数量限定の5蔵のブレンド酒なども販売する。
前日の10月20日には無料の前夜祭を駅北広場キターレで開き、地酒を振る舞う。上越市では10月21、22の両日、「越後・謙信SAKEまつり」が開かれる。小林会長は「上越を訪れるファンが糸魚川へも足を延ばしてくれることも期待したい」と話す。
SAKEまつりのチケットは2千円。市内の酒販店のほか糸魚川商工会議所などでも扱う。問い合わせは商議所内の五醸の会事務局、025(552)1225。