１１月５日に開かれる富山マラソン２０２３の本番前に、出場者らに富山、高岡両市の名所を走って回ってもらう「とやま巡（めぐ）ラン２０２３」が同月３、４の両日に初めて開かれる。両市をＰＲしようと富山大の学生有志が企画し、ガイドとして一緒に走る。２６日は富山城址公園で試走会があり、実行委員長の伊藤里歩さん（富山大大学院２年）が「学生のエネルギーでもてなしたい」と意気込んだ。

　伊藤さんは昨年の富山マラソンに出場。じっくりと観光名所を回り、ランナーだけでなく家族や友人らにも富山の旅を味わってもらえる機会を設けようと、「巡ラン」を企画した。

　１１月３日に高岡市、同４日に富山市で行う。参加者は１０人１グループに分かれ、学生が選んだ約２０カ所の観光スポットを参考にして詳細な走行ルートを決める。学生はガイドランナーとして一緒に走り、ポイントごとに歴史や見どころを解説する。

　試走会では学生ら１０人が富山城址公園内を走った。伊藤さんは「県内外からさまざまな年代の方が来る。富山の魅力を楽しく伝えたい」と話している。

　申し込みはウェブサイト「ｎｏｔｅ」の「とやま巡ラン」のページから受け付ける。各日先着１００人。